2009年7月2日木曜日

明治の日

午前中は新幹線にて大阪から東京へ移動。

午後から青山にて「山村きぎょうセミナー」に出席。山村の生活を再生するために、森林資源をどんどん活用してもらおうという試みについて説明してもらう。特に民間企業とタイアップして日本全国の森林資源を活用したいと考えているとのこと。そのために山村再生支援センターという組織が東京農業大学のなかに設置されたという。このセンターには、大学関係者だけでなく民間企業も数社参加しており、これまでとは違うやり方が期待されている。この会合で山村再生支援センターの副センター長である渋澤寿一さんにお会いする。とても穏やかな話し方をする人であり、笑顔で人の話をじっくり聞く態度が印象的だった。渋澤○一という名前はもしかして、と思い「渋澤栄一さんとは関係がありますか?」と聞いてみたところ、「一応、曾孫です」との返答。まさかとは思ったがびっくりした。

夕方から、古田秘馬さんが実家にオープンさせた「六本木農園」へ。全国の農家から新鮮な野菜を仕入れて、素材の味を存分に楽しませてくれるレストランである。場所は六本木ヒルズのすぐ近所だが、とても静かな場所にある。レストランで働く人たちはみんな「農家のこせがれ」だという。実際に確認すると、全員が実家は兼業農家か専業農家だという。農家の人たちがつくった野菜が都市でどれほど喜ばれているのかを、こせがれたちが実感することが重要だという「農家のこせがれネットワーク」の考え方に共鳴し、古田さんがそのネットワークからレストランで働く人を紹介してもらったという。
その場で古田さんから木戸寛孝さんという人を紹介してもらう。この人も笑顔で人の話を聞く態度が印象的だった。名刺の肩書きは「世界連邦21世紀フォーラム代表」と書いてあるので只者ではないだろうなぁ、と思っていたが、木戸孝允(桂小五郎)の直系五代目だとのこと。恐れ入りました。。。

今日は、1日のあいだに明治の大実業家の子孫と明治の大政治家の子孫の両方に会えた、なんだか不思議な日だった。

11172歩

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