2008年4月12日土曜日

舟つなぎシンポジウム

 「舟つなぎシンポジウム」に参加するために、午前中に新大阪から岐阜羽島へ移動する。途中、京都で造形芸術大学の曽和先生と合流。岐阜羽島の駅まで迎えに来てくれた卒業生の田端さんと一緒に「西中野」の渡し舟に乗りに行く。
 この渡し舟は県道の一部となっているため、年中無休でお客さんが来れば舟を出してくれる。造形芸術大学の学生で地元に住む三輪さんが、卒業制作のテーマとして渡し舟に注目し、その特徴や歴史を調べたことがきっかけで一宮市尾西歴史民族博物館でシンポジウムが開催されることになった。三輪さんの卒業制作も同館に展示されている。
 渡し舟で対岸に渡るという体験は予想以上に楽しいものだった。船頭さんのキャラクターも独特で、地域や渡し舟や川の歴史についていろいろ語ってくれる。渡航時間は片道7分。水面が近いのと吹き抜ける風が心地よいのが印象的だった。県道なのに座っているだけで移動すること、県道なのに向かい合わせで座り込んで会話できることなどが面白いと感じた。アスファルトを敷き詰めた県道ならこうはいかない。すぐにクルマが来てクラクションを鳴らされるだろう。
 シンポジウムでは、名古屋大学の恒川先生、尾西歴史民族博物館の神田さん、京都造形芸術大学の曽和先生、卒業生の三輪さん、写真コースの尾関さんと一緒に、渡し舟の存在意義やこれからのあり方についてディスカッションした。
 シンポジウムやその後の茶話会を準備してくれたのは、京都造形芸術大学通信教育部のランドスケープコースに通う学生や卒業生で名古屋近辺在住の方々。細やかな準備に頭が下がる思いだった。通信教育部は全国に学生がいるので、各地で何かしようと思うとその地域の学生や卒業生が結集する。これはすごい力である。
 帰りに三輪さんからおみやげをもらった。近くにある「お千代保(おちょぼ)稲荷」の名物である「草餅」と「もろこの甘露煮」。地域独特の土産というのは嬉しいものである。ちなみに、「もろこの甘露煮」は地元「大周屋」さんの名物。このお店の代表取締役は「近藤勇」というらしい。幕末ブームの僕にとっては思い入れのある名前だ。

山崎

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おひさしぶりです。
もっさんです。
相変わらず、お忙しいご様子。
お元気ですか?

私は、ただいま妊婦。
6月中頃には、もっさん2号が誕生予定です。
ブログに遊びにきてくださいね。
ただ今、そらぷちの絵をアップしてます。

本文に関係ないコメントでごめんなさい。

yamazaki さんのコメント...

もっさん、コメントありがとうございます。

すっかりパソコンが使いこなせるようになっていますね(笑)。イラストレーターも使えるようになっている様子。かなり成長が見られます(笑)。

もっさん2号の誕生、楽しみですねぇ。