2005年8月3日水曜日

「OSOTO」

大阪府の外郭団体に(財)大阪府公園協会という団体がある。大阪府営公園の管理を任されている団体だ。

その公園協会が「現代の公園」という冊子を年1回発行している。大阪府の役人や外郭団体の職員、大学の先生などが論考を掲載する冊子で、一般の書店などでは手に入らない。「すっげー、おもしろい!」という本でもない。

この本を廃刊にしよう、という話が持ち上がったらしい。公園協会の若手職員に優秀な人がいて、廃刊にするくらいなら一般の書店でも売れるような「すっげー、おもしろい!」という雑誌にリニューアルしようじゃないか、と言い出した。

言い出したのはいいが、具体的にどうすればそんな雑誌ができるのかわからない。ということで、僕たちランドスケープエクスプローラーに相談が来た。

僕らだってよく分からない。でも、僕はこう思う。公園協会が発刊する雑誌だからといって公園のことばかり、特に府営公園のことばかり掲載するのはよくない。読者が固定されてしまうし、そんな雑誌は一般の人が読みたいとは思えない。公園に来てください!という前に、まずは家から外へ出てください!と呼びかけるべきではないか。オソトをこんな風に使いこなすとオシャレですよ。海外ではこんなオソトの使い方が普通なんですよ。既にこんなことをオソトで愉しんでいる人達がいますよ。そんなことを紹介する雑誌はつくれないか。オソトを使いこなすライフスタイルマガジン。そんな雑誌をつくってみたいと思った。

ランドスケープエクスプローラーの代表である忽那氏とそんな話をしていたら、「それなら雑誌のタイトルはOSOTOでどう?」ということになった。

まずはオソトに出ること。オープンカフェでもストリートダンスでもいいからオソトで活動すること。そのなかに何割かが公園を使ってくれるんじゃないか。さらにそのうちの何割かが府営公園を使ってくれるんじゃないか。そんな期待をこめながら、OSOTOの企画書を書くことにした。

大阪府公園協会の雑誌にも関わらず、府営公園が1ページも紹介されないことになるかもしれない。大阪府の職員に記事を書いてもらうページがなくなるかもしれない。大阪府の公園の批判する記事が掲載されるかもしれない。それでも作らせてくれるのであれば、OSOTOの編集をお手伝いさせてもらいたいと思う。

山崎

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